〜ラーメン屋店主のだらだら日記〜

岩手県北上市で、ら〜麺屋めん丸北上インター店をやっとります。創業40年❗️地域の皆様ありがとうございます😊

お客様は神様です。それはお客様次第。

むかーし、むかし、三波春夫が言った、かの有名なこのセリフは、まず大前提として「お店側がそういう意識で仕事をしましょう。」というのが本来の趣旨なので、我儘な要望が通らない不満を店員にぶつける時に、「お客様は神様じゃねーのか!」とクレーマーが横暴な態度で迫ってきた時は、「お前は客でもないし、ましてや神様なんかじゃ断じてないわ!」と言い返す準備を常にしている。

 

そこまで意味不明で自己中心的な無法者は、昨今ではほとんど見かけなくなったので非常にありがたいのだが、従業員や他のお客様に全く配慮がない人はいまだに結構いらっしゃるのが残念だ。

 

子供が店のカトラリーでテーブルをガンガン叩いても注意しないとか、玄関の引戸を全開に開けっ放しとか、片付ける前のテーブルに勝手に座るとか、席が空くのを待っているお客様がいるのに我先に勝手に座るとか、大声で騒ぐとか、閉店してるのになかなか帰らないとか、挙げればキリがない。

 

半面、新人のアルバイトに優しく接してくれたり、オーダーミスで提供が遅れて謝罪してもにこやかに受け止めてくれたり、「会計金額が少ないですよ。もっと高いはず」と間違いを指摘してくれたり、帰り際にアイコンタクトや会釈をしてくれたり、こちらも挙げればキリがない。こういうお客様を私は神様と思っている。

 

今や、客が上で店員が下。という考えは過去のもの。あくまでも対等だと思っている。つまり、いくら客でも他のお客様に迷惑をかけるなら店にとってはマイナス。来なくていい。法律的にも店は客を選ぶ権利がある。民法上、特段の理由が無くても飲食店は特定の客を出禁にしても問題無い。

 

店もお客様もウインウインの関係で、日々回すことができれば、神様ばかりが来店してくれる素敵な店となる。