この仕事の1番の醍醐味は、こういう出来事があった時だと思う。毎日、毎日同じ作業の繰り返しではあるけれども、食材のコンディションや天候を考慮して微調整をしながら仕込む。
そういう手間ひまを、毎日当たり前のように繰り返す日々は、当然マンネリしがちだ。そんな毎日の中にキラッと輝く瞬間がある。
それはお客様の嬉しい声を聞いた時。面と向かって評価してくれるというのは、照れくさいしなかなか簡単ではない。SNSにそういう声を載せるという新しい方法もあり、すごく励みになっている。
しかし、食べ終わった後に書き置きを残すというひと手間をかけて感想を伝えてくれるというのは、また格別だ。食べ終わった後に手持ちのメモ帳を破り、自分のボールペンを出して書いてくれたということだ。
わざわざその労力をかけてまで感想を伝えたいというその気持ちに、心から歓喜する。キラッと輝く瞬間を得られた喜びを記事にしないわけにいかなかった。ありがとうございました。