岩手はここ数日、一気に涼しくなった。盛岡さんさ踊りもみちのく芸能祭り(花火大会)も無い、寂しい夏が終わった。
昼まで営業して、急いでスーパーに走って飲み物をクーラーボックスに詰めて、家族を拾って駐車場が満車になる前に会場に向かい、暗くなり始めた川面を眺めながら缶ビールを開けて花火大会が始まるのを家族で談笑しながら待つ、あの至福の瞬間を味わうことができなかった。
あって当たり前だと思っていた事が無いと、当たり前ではなかったのだということに気付かされる。
朝起きると家族がいる。健康な身体もある。そして、出勤する店がある。無論、来店してくれる客様がたくさん存在する。
当たり前に存在するもの全てに感謝しなければならない。そういう謙虚さを忘れんじゃねーぞ。って気付かせてくれた。そんな夏だったような気がする。