ある高校の運動部で由々しき事件が起きた。事故ではなく事件と捉えるのには理由がある。
この体温よりも高い気温の中、長距離のランニングという練習メニューを選び、これほど熱中症の危険が叫ばれている中、特に監視体制は皆無なまま生徒たちを放置していたのだ。
正直、まさかそこまで野放しだとは思っていなかった。運動部の活躍が目覚ましく先進的な取り組みを行っている学校だからこそ、そんなはずはないと思い込んでいた。
ランニング中、一名が熱中症となり意識不明で搬送されたのだ。今のところ詳しい容態の情報はまだ無い。未来ある若者が取り返しのつかない状態になったらと思うと気が気ではない。
担当の教員の責任は重いが、そういう状況を把握していなかった幹部職員も同罪だと思う。まさかそんなことやってないだろう。もちろん、きちんと安全に配慮してるよな。という思い込みがあったのだと思う。私と同様。
思い込みの怖さを教訓にして行かねばならないと強く思った。