
平日でなおかつ私が店にいる時のみチャーハンの提供を始めた。店内にその掲示は無し。SNSでのみその日の提供時間を告知している。
久しぶりに中華鍋を振ってみて思うのは、昔は若かったなぁ〜ということ。シンプルな料理ほど全てのさじ加減が味を決める。鍋をどのくらい熱するのか、ライスの量に合わせたラードの量、卵に加える熱の加減、パラパラとしっとりの中間を狙った鍋振りの回数と振り方の塩梅。まだまだあるが全部あげるとキリがない。
20代後半の頃も毎日嫌になる程チャーハンを作っていた。土日は永遠に終わらないのかと思うくらいの回数作っていた。疲労が溜まればイライラしながらそのままの感情で鍋を振っていた。そういう時は細かい加減などを微調整しながら作る余裕など無かった。
今はどんなに混んで追われていても、全く焦らない。平常心で鍋を振れる。感情を完全にコントロールしながらできる。たぶん、どんな時も商品のクオリティは変わっていないと思う。
これが、年齢や経験を重ねるということなのかも知れない。こういった余裕は一朝一夕には身に付けられない。鍋を振りながらどんな味に仕上がるか想像できる。味見をすると想像通りで安堵する。
手づくりの場面が多い、極めて属人的なちょっと変わったフランチャイズだが、そのおかげとなんとか長く続けられたことで、自信を持って鍋が振れる。本部を始め仕入れ業者、設備業者、金融機関、気にかけてくれる友人知人、そして家族と従業員に感謝せずにはいられない。