創業41周年を迎えた当店の建物は一度だけ内外装をリフォームしただけで、紛れもない築41年の木造建築だ。色々なところにガタが来ているが、しんどいのは排水管。
ラーメン屋という業態は、食器を洗えば食べ残しのスープを流すし、仕込みや後片付けなどでも油分を多く流すことになる。長年の経年劣化に加え排水管そのものが、生活習慣病危険レベルの人の血管のように内側が狭くなっている。
詰まって流れなくなった際には、専用のワイヤー状の器具で突いたり、酷い時は薬品を使ってどうにかこうにか通りを良くして誤魔化してきた。が、今夜はなかなか通りが良くならず、詰まりが解消されない。
40年耐えてきたんだから、あと15年くらいならもたないかなと淡い希望を抱いていたが、世の中そんなに甘くはない。修繕工事をしなければ使い続けるのが不可能なレベルにまで傷んできているのだろう。
明日はとりあえず少しならなんとか流れるので、店は開けて、できるところまでやる。詰まり始めてしまっても限界を迎える前に応急処置を業者さんにやってもらうつもりだ。来れる業者さんがいればいいのだが....。
何でもそうだが、事業目的の設備や建物は不都合や不具合が出る前に計画的に新調するのが基本。会社自体が傾きかけた過去がある当社のような場合は、なかなかどうしようもない。ま、クヨクヨしても仕方ない。明日は明日の風が吹く。
