今年の4月から中学生になった息子が、初めての中間テストを目前にして自分から机に向かう時間が増えた。「今からしっかりやっておかないと、自分が困るだろうから。」と言った趣旨の話をしていたそうだ。
ネットで見かけた記事にすごく分かりやすい子育てのヒントを見つけたことがある。幼少期は親は助手席で手取り足取りでいいけど、思春期が近づいたら同じ車ではなく親は1台後ろを走る後続車になるくらいがちょうどいい。という内容だった。
人生の主役は子供本人であって親はサポート役。ドライバーはあくまでも本人。親は付かず離れず程よい距離感を保ちつつ、本当に助けが必要な時だけ手を差し伸べればいい。
すごく分かりやすい表現でストンと腹に落ちた記憶がある。「勉強しろ!」と中学生に言ったところで、言われれば言われるほどやりたくなくなる。自分自身がそうだった。
だから私は何も言わなくてもいかに自分から「やらなきゃ。」と自覚してもらえるかを子供が生まれた当初から考えて来たような気がする。
ま、初めはのうちは皆やるものだから、今後うちの息子がどうなって行くかは分からない。でも、それも自分で選んでそうなるのであれば仕方ないと思っている。中学生にもなったら立派に人格を備えた一人の人間だ。本人の意思を最優先に尊重しなければならないと思っている。
選択肢を与えたり、悩んだ時に助け舟を出してあげるくらいでちょうどいいと思う。