特別何か秀でた才能があるわけではないが、幸いにもうちの2人の子供たちは一応曲がらずに真っ直ぐに、大きな問題も起こさずに心身共に健康に成長してくれている。息子は4歳の時に腕に大火傷を負ってしまったり、娘は喘息持ちだったり歯の矯正が必要だったり、人並みに色々あるが無事に毎日元気だ。それだけで、本当にありがたい。
親になると誰でも子育てについて色々と考えると思うが、三つ子の魂百までと言われるように後で後悔しても遅いことが多々あると思い、幼いうちから気を付けようと思っていたことがある。
一つは話を聞いてあげることだ。スマホやテレビを見ていても子供は唐突に話しかけてくる。うるさいなと思うこともあるだろう。でも、話しかけられたらスマホは閉じてテレビからは視線を外して、子供の顔を見て聞いてあげるように心がけた。
何を言っているか分からない1歳、2歳の頃も小学校に入った後も子供たちが何か話し始めたら、出来る限り手を止めて話を聞いてきた。どうしてもすぐに聞いてやれない時はその理由を説明して、後で聞いてあげた。
大事なのは子供の話を傾聴する重要性を夫婦で共有して、2人とも日々心がけることだと思う。特に家で子供と過ごす時間が長い母親は大変な時も多いと思うが、必要なことだと思う。
幼い頃から親が子供の話を聞いてあげていないと、僕なんか二の次なんだな。それほど大事な存在じゃないんだな。と感じてしまう。家が安心できるオアシスではなくなってしまうかもしれない。そして、親が話を聞かないと子供も親の話を聞いてくれなくなる。
それから、どうせ親は聞いてくれないと子供が認識してしまうと、いずれは話してくれなくなる。子供の身に何か問題が起きていても気づくのが遅れる。有効なサポートなどできるはずもない。
例えば学校で友達と喧嘩して怪我をしてしまった時、子供は自分がされたことだけ親に言う。自分がしてしまった事は言わずに。そういう時はさすがに親は血相を変えて子供の話を聞く。
珍しく聞いてくれるものだから、子供は嬉しくて話を大きくする。おびれせびれを付けてしまい親は学校に怒鳴り込む。よくよく公平に両者の子供の話を聞けばケンカ両成敗。まぁ、傾向として子供の話を聞かないような親はこういう時、自分の子供の話だけを盲目的に信じる。客観性を度外視して。自分の子も何かやっちまったんでないの?なんて微塵も思わない。典型的なモンスターの発生だ。
話が逸れてしまったが、子供との接し方について気を付けてきたことの一つは、以上の通りだ。他の内容についてはまた後日。