岩手県花巻市にある二丁目食堂も美味かった。バラックを模した独特の外観に、店内も昭和を思わせる雰囲気づくりを徹底していてユニーク。
肝心のラーメンは「花巻といえばこれ。」みたいなあっさり醤油のスープ。「これぞ中華そば❗️」という感じと言えばいいのかな。優しいスープで途中で物足りなくなるかなと思いきや、チャーシューにしっかり味が付いているので、いつまでも進む。
控えめなスープだからこそ、肉そばの肉が存在感を発揮する。麺にもう少し香りがあったら、私的には満足なのだがそこは好み。ドンピシャの人も多いだろう。地元の方々にとってはああいう麺がいいのかも。
農作業の小昼（こびる）に出てきたような中華そばは、こういう雰囲気だったのだろう。そうそう、花巻を代表するマルカンデパートの食堂で出てくる中華そばと系統は一緒。もちろん、ダシの深さやスープの繊細な塩味加減やチャーシューのクオリティはマルカンデパートとは別物だが、カテゴリー分けすると花巻人が好む懐かしい中華そばということになる。
店構えと商品のギャップが面白い、誤魔化しの無い質の高い中華そばが食べられる。そんなお店でした。勉強になるな〜
