〜ラーメン屋店主のだらだら日記〜

岩手県北上市で、ら〜麺屋めん丸北上インター店をやっとります。創業40年❗️地域の皆様ありがとうございます😊

息子へ〜その3(経営者の喜び編)

その1、その2と厳しいことばかり書いてしまったので、今回は夢のある話だ。

 

盛岡に住んでいた頃知り合った友達に居酒屋の経営者がいる。彼は東京で修行して盛岡で起業し、順調に店舗を増やして、確か一番多い時で5店舗くらいの多様なコンセプトの居酒屋を運営していた。

 

経営者仲間の間でも彼のビジネスセンスは凄いと評判だ。さすがにアフターコロナ、ウィズコロナとなって現在は苦労しているとは思うが、それでもたくましく商売を継続しているのだと思う。

 

全くのゼロから始めて彼のように一定の成功を収める経営者も当然存在する。勝手な想像だが年収は2,000万円は下らないだろう。もちろん幾多の壁を乗り越えて今があるのだろうから、トントン拍子に来たとは思えない。しかしその数々の困難に打ち勝てる資質が有り、熱いハートと人が集まる魅力があれば彼のような、いや彼を超えるような成功を収めることも十分可能だ。

 

夢破れる起業家の方が圧倒的に多いのは事実だが、成功すれば青天井。どんな未来が待っているか想像もできない希望に満ちている。

 

しかし、そこまで事業規模を大きくできず大金持ちにはなれなかったとしても、自分の店の売上で生活するということは、責任がある分自由がある。

 

定休日、営業時間を自分で決めれるということは、自分の余暇に当てる時間を自由にできるということだ。誰と働くか、誰と取り引きするか、はたまた嫌な客は断ったっていい。子供の運動会があるなら休んでもいい。

 

業績を上げる為の行動も、お客様を喜ばせる為のサービスも、従業員のモチベーションを上げる為の試みも、店づくりの工夫も自分で決めていい。こんな楽しいことあるか?

 

大変なことも多いが、喜ぶお客様の顔を間近で見ながら「人の為になってるのかな?」って充実感を味わいながら日々を過ごせる。それが飲食店経営者だと思う。