雇用されている人は飼い犬。
経営者は野良犬。
という表現を聞いたことがある。
勤務して給料をもらう人は水も食事も与えられる。きちんと働きさえすれば決まった日に給与が支給される。しかし、経営者は誰も助けてくれない。待っていては何も与えてもらえない。水も食事も自分で獲得しなければならない。
この違いは想像を絶するほど大きな差がある。売上が下がり続けて店や会社が立ち行かなくなれば、従業員は転職すればいいが、経営者は負債があれば全て失う。若ければなんとかなるかも知れないが、もし年齢を重ねていたら、当たり前の暮らしすら出来なくなる可能性がある。
いずれにしても地獄を見ることになる。経営者にならない人生を選べば、そんな地獄を見ることは避けながら生きて行くことができる。
創業者だろうが2代目、3代目だろうが、経営者になるというのはそういうことだ。