こういう世の中になって、うちもいい加減テイクアウトやるか〜と、熱々のできたてを食べてほしい私は餃子の持ち帰りさえ本音は後ろ向きな考えなのだが、背に腹は変えられないと、やることにした。
餃子以外にテイクアウト対応できるのは、モツ煮込みやおつまみ系でいくつかあるが、何かお客様を惹きつける目玉がほしいな〜と思案した。最初に思いついたのはおつまみ盛合わせ。
一般的なラーメン屋さんが使っているチャーシューとは違って、当店のは手に入りにくい特注の南米チリ産豚肩ロースだ。原価が高い。なので利益はほとんど取れないが、まぁ、うちの味をアピールして来店に繋がればいいなくらいの気持ちで出すことにした。
税込680円は高く感じると妻に指摘され、盛り付けを工夫してチャーシューを強調するようアドバイスをもらった。上の画像が完成品。
でも、いや待てよ。外食がしづらくなっていつも来ていたファミリー層が特に来れなくなっている。ファミリーの需要に応えるには食事の一端を担わないといけない。おつまみだけじゃダメだ。
そこで思い出したのはチャーハン。しかし、「テイクアウトできるなら店内でも出してくれよ。」と言われないか?昼の時間帯は今でもまぁまぁ混むことがある。そんな中でテイクアウトチャーハンに対応できるか?たとえ夜でも、もし混んだらテイクアウト限定と言えど、スムーズに回らなくなる。価格はどうする?パックはどれにする?
などなど色々考えることはたくさんあった。で、とりあえず今のスタイルでやってみることにした。
29日17時過ぎに上の画像をアップして、予告無しで急だし1人でも買いに来てくれれば嬉しいなぁ〜と思っていたらなんと4件の電話。さらにめちゃくちゃ美味しかったとコメントまでいただいた。手応えありだ。
自分で考え助言も参考にして形にし、発信して結果が現れる。これもまた飲食店経営の醍醐味。充実感を感じるひと時だ。