うちの妻は料理が上手な方だと思う。何でも美味しく作ってくれるので感謝している。毎回時間をかけて凝ったものを作っているわけではない。味付けの加減がちょうど良かったり、これを加えたら美味しくなりそう!というイメージが的確だ。
何かもう一つ食材を加えたら、さらに美味しくなるかも!という発想の根本には、出来るだけ美味しいものを食べてもらいたい。一手間かかっても少しでも美味しく仕上げたい。という気持ちの強さがある。
面倒だしこれでいいや。もう少し火を通したら美味しくなりそうだけど、早く終わらせたいからこれで終わり!という感じだと、たとえセンスがあったとしても美味しいものを作ることはできない。
逆に多少才能に欠けていても、美味しく作りたい、喜んでもらいたい。という気持ちが強くなおかつ持続できる人なら否応なく料理上手になれると思う。これは料理だけじゃなく、様々な職種に共通するだろう。
秀でた技術や味覚や想像力が備わっていても、肝心な気持ちが無いと美味しいものは作れないんだなぁ〜と、妻のおかずを食べるといつも実感する。