〜ラーメン屋店主のだらだら日記〜

岩手県北上市で、ら〜麺屋めん丸北上インター店をやっとります。創業40年❗️地域の皆様ありがとうございます😊

たかが部活。されど部活。

自分の子供が何かに真剣に打ち込む姿を見ていると、なぜかホッとする。親が飯を食わせている年齢の間は仕事をする必要が無い。その期間にどれだけ心の成長ができるかが将来を左右する。勉強だろうが趣味だろうが部活だろうが、感情が揺さぶられるような経験をたくさんしてほしいものだ。

 

高校は決まった息子だが、部活をどうするか決めあぐねていた。小学生の頃からやって来たのはサッカーだが、たまたまひときわサッカーに力を入れている高校に入ってしまった。全国から優秀なサッカー少年が集まって来て寮生活に入る。もちろん地元のサッカー部員も一定数いるだろうが腕に覚えのある猛者ばかりなのではないだろうか。高校説明会でそんな彼らを目の当たりにして、母子2人でビビって帰って来た。

 

高校が決まった時点で、本人はサッカーではない他のスポーツに挑戦してみようかと話してはいたが、どうも私は100%賛同できずにいた。妻も同じだった。本人が一番しっくり来ていなかったと思う。自分に嘘をついていたようなそんな気がする。

 

強豪チームに飛び込んで、練習について行けるのか?惨めな思いをする毎日は嫌だ。気楽な高校生活を送りたい。でもダラダラ中途半端に終わるのも嫌だ。よく分かる。私なら確実に逃げていたと思う。

 

サッカーに詳しい仲良しのパパ友と呑んで情報収集をした翌日の朝、花巻東のサッカー部の顧問から電話が来た。妻が話し内容を共有し2人の意見は一致した。奇しくもこの日は仕事が休み。

 

ゆっくり息子と妻と話すことができた。結果、彼はサッカーに取り組むと決断した。素晴らしい。本当はやりたかったけどその覚悟まで気持ちが届いていなかった。決めた翌日の今日は中学時代の仲間とサッカーをしに出かけて行った。身体を戻さないとヤバいと言っていたので自主トレなのだろう。

 

背中を押すことができてホッとしている。当たり前だが「やりなさい」という言い方は夫婦の暗黙の了解で一切しない。あくまでも本人が決めるよう促した。そこは一貫している。

 

本気で死に物狂いで何かに打ち込むことが、心の成長には不可欠だ。あっという間の3年間だと思うがこの3年間の過ごし方は人生に大きな影響を与える。後悔しないであろう選択をした息子に敬意を表す。