価格で勝負してもスケールメリットのある大手には絶対敵わない。小規模な会社はしっかり差別化をして特色を出し、確実に利益を出せる価格を維持しなければならない。
ずっと昔に読んだ本にそう書いてあった。この動画では大手でさえも、価格だけが価値のような業態は長くは持たないという話だ。
昨今の人件費の高騰は多くの人に周知のことだろう。しかし実は食材も10年前と比べたらかなり上がっている。ラーメン屋の場合、豚肉や油脂類が一昔前に比べてずいぶん高くなったことで経営を圧迫して来た。小麦や乾物類も地味に定期的に上がる。
利益が圧迫されて来たら、臨機応変に価格改定をして行かなければやって行けない。客数が減るリスクはもちろんあるが、コスパを意識して自分が客だったらどう感じるか。周辺の同業店と比べてこれでこの値段なら納得だな。と、客観的な満足度に問題が無ければそれほど客数は減らない。
しかし、客単価が上がれば求められるクオリティももちろん上がる。コスパいいな。と思ってもらえるような商品を提供しなければならないのは簡単なことではないが、そういう意識を大事にしている。
