集団心理にはメリットとデメリットがある。コロナ禍の現在、私から見える範囲でのこの地方都市の大型連休中の人の動きは滑稽で仕方ない。
昼の時間帯は営業しているホームセンターやニトリ、スーパーに大勢が集まって密を作っている。飲食店も昼の時間帯は自粛ムードによって多少はブレーキがかかっているが、概ね混んでいる。どの店もノーゲストということはまず無い。
【集団心理のメリット＆デメリット】大学で心理学を学んだ僕が徹底解説 | トモヤログ
面白いのはディナータイムだ。店ががらんと空いていると、密を作っていないので感染リスクが低いにもかかわらず、「皆が外食を我慢している！我が家だけそんなことしていいの⁉️」と罪悪感を感じ他人の行動に合わせる。心理的に安心するのだろう。
まさに集団心理におけるデメリット。思考停止ってやつだ。密じゃないのに自分達だけというのが恐怖のようだ。昼は密を恐れずお買い物に外食....。もっと面白いのは店の内側から見ていると、駐車場に入って来ても店がガランとしていると「なんだかなぁ〜」と引き返し、半分近く席が埋まっていると入店する。ウケる。明らかに非合理的な行動をする。
日本の新型コロナ感染者数、死亡者数が少ないのはこの「他人と同じ行動をしていれば安心」という日本人の特性が大きいと思う。集団心理のメリットが発揮されている効果が鮮明だが、デメリットもしっかり存在している。
