営業時間を変えて新たな客層を取り込もうという時は、気を付けるべきことが３つある。
一つは「なぜそのように変えたんですか？」と聞かれた時に明確に答えられないといけないということだ。
一貫性のある方針と言うか狙いがあって変更するわけで、闇雲にたいした考えも無しにやるのであれば、それはただの博打（ギャンブル）だ。下手をすれば客が減ることもある。
そして二つ目に結果が出るのは最低でも1年後であるという悲しい事実を受け入れることだ。
半年ではまだ分からない。1年後やってみて良い結果が出たら継続すればいい。3ヶ月やそこらで正しかったかどうかの判断は無理だ。なぜなら、その店の商圏に存在するお客様が例えば「あそこは朝からやってるらしいぞ。」と広まり充分に認知されるまでに驚くほど時間がかかるからだ。
「朝からやってるの？じゃ、明日行くか！」とはならない。今度行こうと思って実際に行くのは1ヶ月後だ。何でもそうだが結果が出るまでには時間がかかる。
最後の三つ目は、朝からやると決めたらそこは徹底することだ。多くの人に認知してもらう為にはコロコロ日によって時間を変えてはいけない。基本的に多くのお客様はいちいちスマホを見てから店に来るわけではない。そういうお客様ばかりなら楽だ。
朝からやってるらしいから行ってみよう。なんだよ、やってねーじゃねーか。あれはデマか。となる。
店側としてはちゃんとSNSに載せてるからこっちは悪くない。というのは独りよがりな勝手な言い分で、商売には何の意味もない。大事なことはお客様がどう思うかだ。
ここに力を入れたい。と決めたなら、そこは徹底してやらないといけない。コロコロ変えれば変えるほど、お客様が認知できないのだ。
以上の三つがとても重要だと、私は考える。
