今に始まった事ではないが、昨今話題なように当店も人手不足に悩まされながら毎年営業している。今後、この状態に拍車がかかるのは容易に想像できる。少子化で若者が減っているだけではない。飲食業はキツそうだというイメージがあり、敬遠されているらしい。
当店は1年後に、高校生や大学生が3名ほど一気に退職する。現在通っている学校を卒業して次のステージが待っているわけだ。1年以内になんとか補充しなければならないが、なんとか補充できたとしてもまた2年くらいで退職のタイミングになり、ずっと悩まされ続ける。しかも、補充の困難さに拍車がかかる。今と同じようにやって行くのは無理がある。
では、どうするか。今、3人でやっている時間帯を2人でこなす。という感じで機械化やセルフ化などを取り入れてより少ない人数で営業できるように工夫するしかない。今後の当社の行く末と我が家の将来を念頭に、この先何年後にどうなる?どうする?その為に人手不足にどう対応して行く?みたいな話し合いを妻とした。
オペレーションのうち、人の手がかかって時間を取られている作業は何かを洗い出し、少ない投資でできることを羅列し、ある程度の方向性を決めた。こういった打合せを先行してやって行くことで後手にならずに済む。
こういった打合せは商売を続ける上で最も重要なのだが、いつも妻にけしかけられて始まる。どうも私は目の前のことばかり考えて腰が重い。経営者に必要な資質は妻の方が持ち合わせているな。と、いつも感じる。
こういう時、お互い無いものを補い合って商売が成立しているなと感じ、妻に感謝する。