〜ラーメン屋店主のだらだら日記〜

岩手県北上市で、ら〜麺屋めん丸北上インター店をやっとります。創業40年❗️地域の皆様ありがとうございます😊

外観が二の次の理由。

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少々格好は悪いのだが、夏の間だけ窓に簾(すだれ)を立てかけることにした。窓からの直射日光を少しでも遮れば店内の気温が下がるだろうということだ。

 

何も簾なんかじゃなくても、紫外線を通さないシェードとか日除けの商品は色々あるのになぜ簾?と思う方もいるかも知れない。理由は単純にコストだ。簾は安い。助かる〜〜

 

よく、すごく繁盛してるのに外観がボロボロの飲食店をよく見かける。うちもその一つだ。答えは簡単。外観にかけるキャッシュが無いからだ。

 

店が古いということは厨房機器も古い。茹で麺機は50万円。食器洗浄器や業務用の冷蔵庫は100万円。耐用年数は基本的には10年から15年。外観よりもこういった万が一壊れたら営業できなくなるモノが最優先だ。しかも、茹で麺機や冷蔵庫の性能は出来上がるラーメンの質をも左右する。

 

お客様が使う椅子テーブルも優先度が高い。正直、常連客がしっかりついていて売り上げが安定していれば、新規客の目を引く為の外観の補修や刷新は二の次になる。

 

そんなわけで、長く続いている飲食店ほど外観に手をかけるのは二の次という傾向が強い。看板に200万円をかけるならお客様が使う椅子テーブルの新調や床の張替えやトイレの改修をしたい。というわけで、夏の短期間の為なら、多少見栄えは悪くても簾を選んでしまうのである。